【完】せんぱい、いただきます。
「今日、こっちに泊まっていいんだよね?」
「・・・?当り前じゃないですか」
いつもごはんを食べるときは朝まで一緒だった。
「あのさ、俺たち両想いだよね?」
「・・・。」
改めて言葉にされると恥ずかしい。
「いや、照れてる場合じゃないから。
だからさ、カクゴしといてよ。」
先輩、耳まで真っ赤だよ。
「え、でも、そういうのって付き合ってる人とじゃないと、無理っていうか」
「え?付き合うでしょ?」
「・・・。」
「付き合ってくれないの?」
「よ、よろしくお願いします。」
「じゃあ、カクゴしててよ。
俺、もう我慢しないから。
ていうか、めっちゃわがままで独占欲強いから。」
え・・・。
「よし、まずはごはん食べよう。
20分くらい待ってて」
先輩は料理モードに。
「カルボナーラ、食べたいんでしょ?」
「はい!
先輩、いただきます!」
end