地味で目立たない容姿。それは自分でもよくわかっていた。だから、何かを期待することもなく、ただ一生懸命に仕事をしていた主人公。
そんな彼女は、なぜか副社長に気に入られていて。
外見だけで、人を判断して接する人たちの中で、きちんと内面を見て、誰よりも主人公を魅力的に見ている副社長が、周りの人間の言動からもすごく対称的で素敵でした。また、課長の手のひら返しも読んでいて、こういう人って実際にいるな…なんて思いながら。
中編ということもあり、短かったこともあったのか、個人的には、副社長に主人公を傷つけられた人への制裁なども書かれているとすっきりしていてよかったな…と。