腹黒王子に溺愛されてます
ピピピピピッ---
「昨日はすぐ寝ちゃったのか(笑)あっ瑠架ちゃんが来るんだよね!朝ごはん食べずに来るかな?よしっ作ろう」

「今日はパンと目玉焼きとサラダとフルーツたっぷりのヨーグルト」

-ピンポーン-

「あっ!来た。はーい」

ガチャッ……バタンッ

(えっ何で?男の子がいるんだけど!じゃなくて王子がいるよ!)

ガチャ
『てか、何で閉めんの?』

「えっ?瑠架ちゃんは?」

『はー?瑠架って俺だけど。今日からよろしく』

「えぇーーー!」

『うるさっ。おっ!朝ごはん食べていい?』

「あっ!どうぞ」
(待って待って。瑠架ちゃんって男の子でしかもうちの学園の王子だったのー)

今わたしの目の前で朝ごはんを食べてる男の子はわたしの通う鈴宮学園で王子と呼ばれる、一条瑠架くんだった。

『あっ俺の名前知ってる?美優ちゃん』

「えっわたしの名前知ってるの?もちろん一条瑠架くんでしょ?」

『美優ちゃんも有名だし知らない人いないでしょ(笑)』

(有名って何?わたし何かしちゃったのかな?)

『学園で1番可愛いって言われてんじゃん』

「へぇー。えっ!わたしが?ありえないよー」
(違うよね。からかってるだけだよ。わたしより可愛い子なんていっぱいいるし)

『本当だよ?』
(あー無自覚なんだ。オドオドしたりビックリしたり顔が変わるから見てて飽きないな)



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