笑顔をくれた駅員さん



「ありがとう。」





私は駅員さんに泣きながらだけどお礼を言った。




すると、駅員さんは安心した様な表情をして





「よかったあー!俺ちょっとビビったぞ!」





って言ってくれた。






しばらくして、電車が来た。




「じゃあ、気をつけて帰るんだぞー」




笑って、手を振ってくる駅員さんに私はおじぎをして電車に乗り込んだ。





電車が走り出しても、駅員さんはずっと手を振ってくれていた。



いつもよりも、ちょっとだけ軽い気持ちになれた気がする。




今度会ったらお礼言わなくちゃ。





なんて考えながら心が久々にホッコリしていた。



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