笑顔をくれた駅員さん
本当の好き
大好きだ
机の事件から2日が経った。
あれ以来南原さんは私に一切関わってこなくなった。
奏斗くんのおかげだな。
私は、少し心が軽くなりながらいつもの駅のホームのベンチに座っていた。
「わっ!!」
「だあ!?」
いきなり後から大きい声をだされて私の驚いた声が重なった。
変な声がでた…
ムッとして振り返ると、会いたかった人がいた。
「えっ駅員さん!?今日は会う日じゃないのになんでいるの!?」
「いや、俺ここ職場なんで?」
駅員さんはニコニコしながら私の隣に座った。
「今日はたまたま休憩時間が重なったんだよ」
眉毛をさげて笑った。
「はい。」
駅員さんがカフェオレを買ってくれていた。
「ありがとう!」
この缶一生開けたくない…
!?
今、自分が気持ち悪いことを思ったことに驚く。
「アハハ!どうしたの!1人でびっくりして」
よかった…駅員さんがエスパーじゃなくて…