笑顔をくれた駅員さん
昼休み。
「莉子~もうお腹減りすぎたよ~」
口をとがらせて私の方へ歩いてくる優衣は本当に可愛い。
「そうだね!食べよ食べよ!」
机をくっつけてお弁当を食べる。
優衣と一緒にお弁当を食べることが当たり前になった。
前の私では考えられない。
前の私は、休んだら出席日数が足りなくなるといけないから
しかたがなく学校に来ていた。
でも今は、優衣やクラスメートに会いたいって思って来ている。
本当に変わったな、私。
これも全部駅員さんが背中を押してくれたおかげ。
やっぱり私にとって駅員さんは1番のヒーローだよ。