笑顔をくれた駅員さん
駅の駐車場に止めてあった駅員さんの綺麗に整備された白い車に乗り込む。
「おっ…お邪魔します…」
「おー!助手席座りな」
さりげなく助手席のドアを開けてくれる駅員さん。
その優しさにもドキドキする。
親戚以外の人の車に乗るのは初めてで、ソワソワする。
正直、いくら好きな人だとはいえ、まだ知り合って数ヶ月の男の人と車の中で2人きりって…
「よしっ!出発するぞーっ!」
でも、あまりにも子供みたいなワクワクした声で言うから変な妄想なんてすぐに飛んでいった。
「お願いしま~す」
こうして、駅員さんと初めてのお出かけが始まった。