笑顔をくれた駅員さん



しばらくして、駅員さんが戻ってきた。



「莉子ちゃん!本当にありがとう!」




「ううん…役に立ててよかったよ」





「…そうだ!今日のお礼に何かご馳走するよ!」




「えっ…い、いいよそんなの!悪いよ!」




「いや、それくらいさせて?」





両手を顔の前に合わせて覗き込んでくる。




なにその可愛い顔…



こんな可愛い顔されたら甘える他に選択肢がない…




「じ、じゃあ…お言葉に甘えて…」




「っしゃ!決まりだな!莉子ちゃん何が好き?」




そう聞かれたら私はこれしか思いつかない。



「パフェがいい!」



「あはは!目がキラキラしてるぞ~」




「し、してないよ!!」




私達はそのままパフェのあるカフェへ入った。



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