。+アイドルな彼氏+。
「他の人に頼んだら?」
「俺は美依がいいんだよ!」
「ん…?」
ちょっと待って。
なんであたしじゃなきゃだめなわけ?
「なんで?」
「だって美依しか頼れる奴いねーし。美依は信用してるからさ!いい子ばっかりだろうし。美依くると盛り上がるしな!」
いやいや。
あたしいっても盛り上がらないよ。
「ごめん。あたし無理」
「え?」
「瑠美に頼んだら?ねっ?」
「え…」
「瑠美いいでしょ?」
「え…」
2人してえ…って。
佑真はなんか複雑なかおしてるし、瑠美はちょっと顔を赤くしてきょどってるし。
「俺は美依がいいんだって」
しつこい佑真。
盛り上がるとか信用してるとかいってくれるのは嬉しいけど、興味ないしなにより咲人がいるから。
「永野さんは合コンなんていかないから」
え…?
いきなり城崎晴斗が後ろを向いてきた。
そのせいで城崎晴斗としゃべっていたであろう周りにいる人や佑真や瑠美、みんながあたしに目を向ける。
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