御曹司と恋のかけひき
17話
「信じられない!犯罪よ!最低!!」
京子さんはぷりぷり怒っている。
部屋を荒らされた、当の本人はのほほんとしていた。
「会社関係の人の可能性がある事は分かるけど、このままはしゃくだわ」
京子さんは、事情を聞くと、車でアパートに迎えに来てくれ、
一人暮らししているマンションに泊めてくれた。
2LDKのマンションはメイクグッズや練習用のウィッグであふれかえり、
大きな本棚には美容関係の本や雑誌が、ずらりと並べられている、
家電も一通り揃っており、自分とは対極だなと感じていた。
「直哉さんに連絡しなくていいの?」
「ん」
正直迷っている、本気で好きか考える事にしたばかりなのだ、
迷惑はかけたくない。
クッションに顔をうずめた私に、それ以上何も言わず、
もう寝よう、と勧めてくれた。
京子さんはぷりぷり怒っている。
部屋を荒らされた、当の本人はのほほんとしていた。
「会社関係の人の可能性がある事は分かるけど、このままはしゃくだわ」
京子さんは、事情を聞くと、車でアパートに迎えに来てくれ、
一人暮らししているマンションに泊めてくれた。
2LDKのマンションはメイクグッズや練習用のウィッグであふれかえり、
大きな本棚には美容関係の本や雑誌が、ずらりと並べられている、
家電も一通り揃っており、自分とは対極だなと感じていた。
「直哉さんに連絡しなくていいの?」
「ん」
正直迷っている、本気で好きか考える事にしたばかりなのだ、
迷惑はかけたくない。
クッションに顔をうずめた私に、それ以上何も言わず、
もう寝よう、と勧めてくれた。