御曹司と恋のかけひき
26話
その日の午後、直哉さんが行きたい所がある、
ついてきて欲しいと言われたので、一緒に出かける事になった。
やってきたのはジュエリーショップ。
大きなシャンデリアが天井にあり、一歩店に踏み入れただけで、
高級感が漂ってくる。
「もうネックレスはいらないわよ」
パーティの練習の時の記憶がよみがえり、
小声で直哉さんに耳打ちする。
大丈夫と、くすりと笑って、エスコートされる。
予約がしてあったらしく、店員さんに個室に案内された、
ショーケースを見るでもなく、宝石店で個室に行く事にびっくりしたが、
何も言わずついていく。
しばらく、店員さんと話しをした後、店員さんが席を外し、
5つぐらいダイヤのついた指輪を持ってきてた。
「直哉さん」
あせって名前を呼ぶ、
どう考えても、婚約指輪としか思えない。
「ネックレスではないよ」
楽しそうに、手をとり、順番に私の指にはめていく。
そのうち、
「これで」
と一つに決めてしまった。
「それと、昨日見てた指輪と一緒にもらうよ」
店員さんは、かしこまりました、と丁寧に礼をして、席を立つ。
昨日、クッキーを食べた後、直哉さんが出かけていたが、
このショップに来ていたんだ。
「直哉さん」
「駄目だよ、万里香に聞いたら、一生決まらないから」
その通りかもしれないので、何も言えないでいると、
店員さんが、紙袋を持って個室に戻ってきた。
ありがとうと、直哉さんが紙袋を手にとり、個室を後にする、
そして、そのまま店を出たのだった。
ついてきて欲しいと言われたので、一緒に出かける事になった。
やってきたのはジュエリーショップ。
大きなシャンデリアが天井にあり、一歩店に踏み入れただけで、
高級感が漂ってくる。
「もうネックレスはいらないわよ」
パーティの練習の時の記憶がよみがえり、
小声で直哉さんに耳打ちする。
大丈夫と、くすりと笑って、エスコートされる。
予約がしてあったらしく、店員さんに個室に案内された、
ショーケースを見るでもなく、宝石店で個室に行く事にびっくりしたが、
何も言わずついていく。
しばらく、店員さんと話しをした後、店員さんが席を外し、
5つぐらいダイヤのついた指輪を持ってきてた。
「直哉さん」
あせって名前を呼ぶ、
どう考えても、婚約指輪としか思えない。
「ネックレスではないよ」
楽しそうに、手をとり、順番に私の指にはめていく。
そのうち、
「これで」
と一つに決めてしまった。
「それと、昨日見てた指輪と一緒にもらうよ」
店員さんは、かしこまりました、と丁寧に礼をして、席を立つ。
昨日、クッキーを食べた後、直哉さんが出かけていたが、
このショップに来ていたんだ。
「直哉さん」
「駄目だよ、万里香に聞いたら、一生決まらないから」
その通りかもしれないので、何も言えないでいると、
店員さんが、紙袋を持って個室に戻ってきた。
ありがとうと、直哉さんが紙袋を手にとり、個室を後にする、
そして、そのまま店を出たのだった。