御曹司と恋のかけひき
36話
レストランは、相変わらず高級感と上品さを醸し出しており、
入り口にある花も、かなり豪華だったが、まったく緊張する事もなく、
直哉さんの腕を組んで予約されたテーブルに向かう。
前来た時は、マナーの事で精一杯だったが、
何回かパーティと会食をこなした事もあり、余裕がある。
メニューはすでに決められており、紙に書かれたメニューを見る。
・サーモンのマリネ 帆立貝のタルタル ディル風味のジュレを添えて
・ポタージュ
・国産牛フィレ 60g
・海老の香草パン粉焼き
・パン
・シャーベット
海産物が好きだが、メインはお肉がいいという、
私の好みがきっちり抑えられているメニュー。
直哉さんを見ると、優しく微笑んでいる。
ワインをソムリエが選び、食事が始まった。
食事はどれも美味しく、話も弾んだ。
ドレスに着替えている時の心配は杞憂だったのかなと思った時、
直哉さんが話題を変えた。
「昨日はごめん」
「直哉さんは、何も悪くないわ」
「昨日、万里香にシャンパンかけた女の子、モデルで」
モデルだったのね、道理で可愛かった訳だと心の中で思い、
無言でうなずき、話を促す。
「うちの関連の仕事を下ろされ、万里香に八つ当たりしたんだ」
「そうだったのね」
「辛い思いをさせてしまったね」
「もう気にしてないわ」
そう言っても、直哉さんは少し落ち込んだ表情をしている。
「それと、万里香の部屋を荒らした人、僕の前の彼女だったんた」
「調べたの?」
「専門の人を雇ってね」
「その人は解雇して、地元に戻った、
次の仕事はきちんと斡旋したから、もう戻ってくる事もないよ」
「分かったわ」
入り口にある花も、かなり豪華だったが、まったく緊張する事もなく、
直哉さんの腕を組んで予約されたテーブルに向かう。
前来た時は、マナーの事で精一杯だったが、
何回かパーティと会食をこなした事もあり、余裕がある。
メニューはすでに決められており、紙に書かれたメニューを見る。
・サーモンのマリネ 帆立貝のタルタル ディル風味のジュレを添えて
・ポタージュ
・国産牛フィレ 60g
・海老の香草パン粉焼き
・パン
・シャーベット
海産物が好きだが、メインはお肉がいいという、
私の好みがきっちり抑えられているメニュー。
直哉さんを見ると、優しく微笑んでいる。
ワインをソムリエが選び、食事が始まった。
食事はどれも美味しく、話も弾んだ。
ドレスに着替えている時の心配は杞憂だったのかなと思った時、
直哉さんが話題を変えた。
「昨日はごめん」
「直哉さんは、何も悪くないわ」
「昨日、万里香にシャンパンかけた女の子、モデルで」
モデルだったのね、道理で可愛かった訳だと心の中で思い、
無言でうなずき、話を促す。
「うちの関連の仕事を下ろされ、万里香に八つ当たりしたんだ」
「そうだったのね」
「辛い思いをさせてしまったね」
「もう気にしてないわ」
そう言っても、直哉さんは少し落ち込んだ表情をしている。
「それと、万里香の部屋を荒らした人、僕の前の彼女だったんた」
「調べたの?」
「専門の人を雇ってね」
「その人は解雇して、地元に戻った、
次の仕事はきちんと斡旋したから、もう戻ってくる事もないよ」
「分かったわ」