好きになった子は陰陽師になった。ーさくらの血契2ー【完】


「―――、⁉」
 

そのまま、黎の唇にぶつかった。いや――ぶつかった?


「!!!!!!!」
 

驚いた真紅が泡喰ってただ手を振っていると、黎はくすりと笑った。


「俺もね、すきだよ」


「!!!! ――――――」
 

耳元に囁かれて、真紅はキャパオーバーで固まってしまった。


「真紅のこと、すきだよ」

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