好きになった子は陰陽師になった。ーさくらの血契2ー【完】


「大体さ、若君が後継いだらどうなると思う? あの、白桜さんのこと以外眼中なしの力だけ特大で、ストッパーは白桜さんだけ。

しかも白桜さんは御門流の当主。小路流が御門流の下敷きになると思わない?」


「………」
 

言われて、考えてみた。


この際性別は抜きにしてみよう。
 

二大大家のもう一つの当主を溺愛する当主が現れる。


…………………。


「……あまりよろしくないな」


「だろ? そういう要素もあるっちゃ、ある」

< 122 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop