お願い!嫌にならないで
Q7.まだ返事をもらっていないのですが。
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今日の天候は、恐ろしいくらいに晴れ渡っている、ような気がした。
雲一つ無く、真っ青だ。
このわざとらしい清々しさが、俺をこれまた憂鬱にさせる。
全く、朝からこんなことではいけない。
気合いを入れて、営業部 事務所の扉を開く。
「おはようございますっ!」
ちらほらと挨拶は、返って来た。
そして、よく見ると、水野さんの席に彼女が居ない。
まさか、昨日のことがあって、お休みか?
水野さんに限って、そんなことはしないだろう、と朝から少し不安になる。
数歩進んだときに、柱の死角になっている資料の棚のところに、何となく人影を感じた。
「おはようございます」
「あ、わ、おはようございますっ」
そこに丁度、水野さんが居た。
誰かの気配を感じただけで、実際には見えていなかったから、尚更驚く。
挨拶をしてくれた水野さんの表情は、意外と穏やかそうだった。