キミへ告げる想ひ

2,

講義室に行くと、
そこにはすでに今日の予選に出場したと思われる人達で溢れかえっていた。

桂碁たちが着いてしばらくすると、幕の中から一人の人が出てきた。

彼は文化祭実行委員の有志担当の者だと名乗り、そして手に持っていた紙を広げた。

「まず発表する前に何点か皆様にお伝えする事があります。

本選に出場できるのは十位までに入ったグループです。

その他のグループのみなさんは残念ながら予選敗退という形になってしまいます。

次は点数に関してです。

満点は40点で
歌唱力・表現力・構成力・観客満足度の4項目を

10点ずつにわけ、その合計の得点で順位が決定します。

では、10位から順番に言っていきます」

彼はそう言って順位を発表し始めた。
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