キミへ告げる想ひ
「感謝するのは私の方だよ。

みんなの思いはよくわかった」

そして私は息をゆっくりと吐いた。


「私はみんなに言われたとおりにするよ。


だから…これからも仲良くしてね?」


「もちろんだよ!」


そうフユは言って私の体をぎゅっと抱きしめた。

私は自分の目から溢れ出るものを拭いながらそれをそっと見ていた。
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