キミへ告げる想ひ
「はい！」

桂碁たちは全員同時にそう答え、立ち上がった。

「それならよかった。

じゃあ彼らのことを紹介しなくてはいけないな…」

「彼らは…？」

桂碁は聞いた。


「この人たちは、アーティストのライブのセッティングなどを主な仕事としている人たちだ」

「私たちがやるって言うだろうと思って、もう呼んでいたんですか？」

華がそう聞くと校長先生は頷いた。


「君たちのパフォーマンスはとても素晴らしかった。

他のグループよりも特に精彩を放っていた。

その時のビデオを福田会長に見せたとき、彼も私と似たような感想をお持ちになったそうだ。

上の人に認められたからには校内の全職員で皆さんをサポートしていきたいと思っています」


「ありがとうございます。それで、当日は会長たちも見に来られるんですか？」


「多分いらっしゃると思うよ。じゃあ具体的なことを決めて行こうか。


青井君がみんなのリーダーみたいだから聞くけど、開催日はいつにする？」


「11月の23日と24日でお願いします」


そう桂碁が言うと校長を始め華たちや雨野先生も驚いた顔をしていた。
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