キミへ告げる想ひ
「ねぇ青井君練習に参加するのは明日でもいい?」
突然、糸川さんが言った。
「やってくれるの?」
「これだけ言われたらやってみたくなるじゃん。
だから、やれるだけやってみる」
彼女はそう言った。
「じゃ、真菜華がやるなら私もやる」
次に手をあげたのは村田さんだった。
するといきなりどんどん手が上がってきた。
その手は愛斗を除く16人のものだった。
「ありがとう」
桂碁はそう言って頭を下げた。