キミへ告げる想ひ
「はーい、一旦休憩ね」

明梨さんがみんなに声を掛けた。


彼女はあれから毎日学校に来てみんなの指導をしてくれていた。

給料は要らないと彼女は言っていたが、
こちらがお願いしているのでそういうわけにもいかず、
学校の方から給料が少し出ていた(?)

「調子はどう?」

同じ中学だった中原佳菜に桂碁は声を掛けた。

「みんなに声を掛けているなんてマジメだね」

「そう?
でもまぁ俺がみんなに頼んだっていうのもあるんだけどね」
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