キミへ告げる想ひ
「そりゃあ、俺の大切な運命の人になったからね、華は。

少しだけ性の違和感はあるけれど、これからは華のために頑張ろうと思ってる」

「そっか…。
それと、あともうひとつ聞きたいんだけどさ、


なんで俺らのこと誘ったの?

どうして俺らだったの?


それがどうしても気になってな…」

一希(カズキ)はそう言った。

「誘われたの嫌だった?」

「いや…そういうわけじゃないんだけど」

その言葉に桂碁は、少し微笑んだ。


「俺がこのメンバーを選んだんだけど、

俺が選んだのって必然だったんじゃないかなって今は思ってるんだ」


「必然…?」
< 264 / 431 >

この作品をシェア

pagetop