キミへ告げる想ひ
「ねぇ、みんなさえよければ、来月のライブの意気込みでも聞かせてよ。

ここは一応リーダーとして知りたいな」


「えー意気込みか…。

まぁ自分が出る曲は頑張ろうとは思ってるけど」


「それだけ?」

将也は一希の言った言葉に驚いていた。

「でも、頑張ろうって気持ちはみんな同じなんじゃない?」

麒人の言葉にみんなは頷いた。


「ついでに言っとくけど、出番が少ないからって気を抜かないでよ。

抜いた人はライブの後何かしらの罰ゲームってことで」


桂碁は笑って言った。


「絶対やばいやつだよな…、これ」

怜生がそう呟くのが聞こえてきた。
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