キミへ告げる想ひ

「私たちのデュエット曲はいかがだったでしょうか。


次の曲で前半終了となるわけですけど、最後はみなさんと一緒に歌いたいと思います」


純子はマイクに向かって思い切り叫んだ。




一応何の曲をどの順番でやるのかは公開していた。


けれども、前半最後の曲とダブルアンコールの曲だけは明かしていなかった。


そして純子は、みんなを立たせた。




「それでは行きましょう、





美里高等学校校歌」


校歌をセットリストに加えることはすぐに決まったことだった。
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