キミへ告げる想ひ
Loving Flowersは解散はしないが大学受験1年前ということで、
三学期はあまり目立った活動はしなかった。
そして桂碁たちは三年生になり、
三度目の文化祭が目前に迫ってきていた。
「ねぇ桂碁。今年も出る?有志発表」
まだ3年生になりたての頃、華は桂碁に聞いた。
「ちょっとやってみたいって気持ちはあるけど、あまり時間無いからな…」
「いいよ。私はやっても」
華の言葉に桂碁は驚いた。
「曲とかはどうするの?」
「アイドルマスターシンデレラガールズの曲って最近のものしかやってないから
アニメとか初期の方の曲をやってみるのはどうかな?」
「それならアリかもね…」
桂碁はそう呟いた。
「今日ね、先生に文化祭の
パフォーマンスに出てくれないかって言われたんだ」
「シードってことか…。
華、どうする?」
「私は賛成。
でも、近いうちにみんなに聞いてみないといけないけどね」
華はそう言った。