キミへ告げる想ひ
場所は、
ちょうど2年前、
堀野と最初で最後のデートに行ったショッピングモールだった。
あのときのことは昨日のように思い出せた。
あれから2年も経っているとは驚きだった。
あの日以来、堀野とはLINEでたまに話す程度の関係だった。
愛斗とはここで集合することになっていた。
「てか愛斗、私を今日呼んだ理由、そろそろ教えてくれない?」
「やっぱ、気になる?」
「うん」
桂碁がそう言うと、彼は姿勢を直してこちらを向いた。