キミへ告げる想ひ



お礼の色紙を先生に手渡し、桂碁たちは解散となった。



「桂碁!」


振り向くとそこには、真紗実がいた。


「お疲れ、真紗実」


そう言うと彼女は微笑んだ。


「やるんでしょ、例のヤツ」


何のことを言っているのか、
すぐにわかった。


「もちろんだよ。


そのために今まで練習してきたんだし」



桂碁も笑って返した。


するとちょうど、真奈たちもやってきた。
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