キミへ告げる想ひ
彼が今日、学校を休んだ理由は桂碁に
今までのことを謝るためだと言っていた。

「俺は本当にバカだった。
いじめがどういうものなのか
全然わかっていなかった。
結果的に誰も助けなくなったから
青井はどんどん苦しめられていった。
俺はあいつらとつるんでいても
ちっとも楽しくなかった。

だから青井さえよければなんだけど、
俺は青井と友達になりたい。
俺に今までの償いをさせてほしいんだ。

この通りだ」

そう言って彼は正座し、桂碁に頭を下げた。
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