キミへ告げる想ひ
「桂碁の誕生日っていつなの?」

華は学校を出てからすぐに聞いてきた。

「一応もう過ぎました」

「そうなの?祝いたかったなー。今でもいい?」

「いやいや結構遅いと思うけど…」

「だよね…。いつだったの?」

「8月11日だよ。華はいつなの?」

桂碁は華のことが好きでも誕生日のことまでは知らなかった。

「私は一番遅い3月です」

「何日なの?」

「21日」                       
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