キミへ告げる想ひ
「そういや思ったんだけど、このまま桂碁出ても大丈夫かな?」

淋はふとそう言った。

「大丈夫ってどういうこと?」

桂碁が聞いた。

「桂碁は、いくら心が女だとしても容姿は一応男じゃん?

だからステージに立ったときにバレちゃう気がするんだ、私は」

「確かにこのままスカート穿いてたら、
ほとんどの人が違和感覚えるかもね」


「え、じゃあ俺はどうすればいいの?」

桂碁はうろたえていた。
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