ラムネそら
だからリョー信者たちはわたしのあることないこと(ほとんどがないことだった)、悪口を言い立てては、わたしの反応を楽しそうに見ていた。

反対に、わたしと仲良くしていれば自分にもチャンスがあるかもしれない、と前向きなファンは、わたしに取り入るみたいに近寄ってきた。

それでも新しい友達が出来たみたいでほんとに嬉しくて、一緒に下校したり土日にはどこかに遊びに行ったりもした。

そんな彼女たちが、いま、みんなわたしから離れていっている。
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