選べるわけないじゃんっ!!
もう…!今までもそう。
私がピンチになったとき、いつも一番に助けに来てくれて…。

先生の事…好きになっちゃうじゃん。


「しょうがねぇなぁ。帰りにお前の好きなクレープおごってやるから。さっさと機嫌なおせ!」


「…。」



「なんだよ?ケーキが良かったのか?」


「むぅ〜!食べ物でつりやがってぇ〜!」


「幼なじみの俺には、お前がどうすりゃ機嫌なおすかなんて、お見通しなんだよ。」



そう。先生は私の幼なじみであり、大好きな先生でもある。
まだ恋愛感情とかは分からないけど、それよりも…


「先生…私が甘い物好きなの知ってますよね…?」


「おう」



「…もう!どっちかなんて、えらべるわけないじゃんっ!」

そう言って私は先生に飛び付くように抱きついた。


END


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