私の彼氏と浮気してください。
小柳に告白されたとき、最後にお互いの妥協点は友達だった。だからってすぐに友達とはいかないけどこれもその第一歩なら良いことかもしれない。


「何部?」


「吹奏楽部、クラリネットしてる」


うちの高校の吹奏楽はトップクラスと聞く。そこに所属してるとは流石だなっと感心してると小柳がぷっと吹き出した。


「瑠斗君、わかりやすいね」


「何が?」


「顔に色々出るタイプ」
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