私の彼氏と浮気してください。
俺に自分の存在を忘れさせる為に小柳まで使って。
そんなに俺のこと嫌いだったんだ。


「別れたかったんだ…」


「ちげーよっ!瑠斗賢い癖に馬鹿すぎんだよ」


「矛盾して…」


「うるせぇ、何が数学一位だ!杠ちゃんの気持ちも知らないでっ。」


「杠の気持ち…?」


植本があの笑顔以外の表情を母の腹の中に忘れてきたと言われる植本が怒っていた。
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