私の彼氏と浮気してください。
放課後までほかの授業は笑われないように真剣に取り組んだ。
やっと終わったという脱力感とともに、まだ黒板を消す作業が残っているということを思い出し、黒板を見た。


「はぁ…最悪」


見ただけで消したぐらいの疲労感をおぼえた。

なんで最後の授業が現代文なんだ。

おかげでこんなに黒板に字がびっちりと敷き詰められている。
みんなが帰りつつある騒がしい教室で恥さらしのように黒板を消していた。

< 21 / 198 >

この作品をシェア

pagetop