私の彼氏と浮気してください。
今日も来てくれていた。


「お天気キャスターから緊急女の子警報。審判はこれから外せない用事ができたためこの天下の植本が代行します。」


「…そゆこと。ありがとう、悪ぃな」


俺は小柳のところへ駆けた。


「飲まれんじゃねぇぞ、仮にもお前は杠ちゃんと…」


サッカーボール退ける音に混じってその言葉は確かに俺に届いた。

そう。

友達とはいえ毎日会うのは違う
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