私の彼氏と浮気してください。
「違った、まさかの別の人と噂がたっちゃってて、朝来たら黒板一面にその人とのこと書かれてたっていう話」


植本君は驚いてから大声で笑い出した。
そんなに愉快な話か?と突っ込みたくなるほどに。


「そんなに笑う?」


「いや、瑠斗の顔想像したら笑えてきて」


「イケメンの癖に、なんか、ちょっと残念なんだよね」


私は昔を振り返りつつ言う。
植本君も大きく頷いて続けてくれた。
< 70 / 198 >

この作品をシェア

pagetop