私の物語2(仮) ~現在 社会人編~
家には パソコンがない為 せっかく覚えた事や 資格もあまり意味がないような気がした
覚えるのは 時間がかかるが 忘れるのは 早いと思った
簿記の時間を 生き抜く為 席の近かった Uさんと Eさんの男の人と仲良くなり 何時も教えてもらっていた
それでも簿記は難しかった
EさんもUさんも 私と似たような病気だったので 話も合っていた
いつしか Uさんの事が 好きになっていた
ここは 障害者の訓練校なのに 優しくない学校だった
学校の帰りには掃除があり 障害者に 掃除機を使わせるのかと思った
それも古くて使いにくい 掃除機
拭き掃除も 雑巾を絞らなくてはいけない
手と足どちらか悪い人でも難しいのに 半身麻痺の人達は余計やりづらい 先生達は もちろん手伝ってはくれない
まともにできる人なんて ほとんどいないのに やらせるのかとガッカリした
もう少しやりやすい方法を考えてくれたり 手助けしてくれてもいいのではないかと思った
先生は 障害者ではないので 障害者の人の気持ちまではわからないらしい
そんな感じなんだと 残念だった
ご飯は皆で食堂へ 食堂は他の科の教室よりこの教室が一番遠い 無駄に遠い教室の道のり
障害者には 大変な事がいっぱいの学校だった