私の物語2(仮) ~現在 社会人編~

仕事と言うのは 話をする事も含まれていると聞いたことがあったが いくら考えても どんな話をしたらいいのか思いつかなかった

社長の怖さには 勝てなかったが この会社にいられるのは 社長のおかげだった

とても感謝していた

話しかけようと思ってドキドキしていたが タイミングをいつも逃し何やってるんだろうと ため息が出た

廊下で よくすれ違う時があり 気まずさで いっぱいだった

お疲れ様ですとは言うものの何回も会う度に お疲れ様です もないだろうと 考え込んだりしていた

他の社員には お疲れ様と社長は 言い返していたが 私には 帰ってこない時もあった

社長なのだから 一々言う言葉ではないだろうと思っていたが 他の人には 言っているところを見ると 余程私とは 話したくないのだなと思った

障害者だから話したくないのかなとも思っていた

私は 二年間近くこの会社にいたが 都合により辞めさせられてしまった

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