私の物語2(仮) ~現在 社会人編~
20 向いてない

五月頃に仕事を覚える為 研修に行った

行きたくはなかった

ドキドキだった

三十人程度のクラスで 年齢は バラバラ 部屋は三人部屋で 年下二人と同じ部屋 二人のうち一人は 苦手な子だった為 とても不安だった

初日から帰りたいと思った

たった二週間とは言え 二週間耐えられるだろうか心配だった

前にも寮生活していたが 今回は 私以外障害者はいないので 健常者の人と一緒の生活ができるか不安でいっぱいだった

一番心配だったのが 食事の時だった

お皿に 食べ物を片手で盛れるのかとその事ばかり考えていて 誰かに頼めばいい話なのだが 頼むという事は 自分に障害がある事を話さなければいけなく 聞かれたら話すが 自ら進んで話す事に 抵抗があった

けれど ここでの生活を生き抜く為に話した

一人の子は 優しく良いよと言ってくれたが もう一人の子は 私知らないから 他の人に頼んでよと言われてしまい だよねとわかっている事ながら軽くショックだった

抵抗が ありながら思いきって話した事を 拒絶された気分だった



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