私の物語2(仮) ~現在 社会人編~
ももだって 自分が重い病気な事も 長く生きられない事も知らなかっただろう
ガンと言う事実を 知ってから二年 生きた
病気が 悪くなるにつれてしこりも大きくなり お腹に違和感があるのか お腹を気にし お腹を舐めすぎて お腹の毛がなくなり 酷い時には 舐めすぎてお腹から血が出た事が 何度もあった
それを防止する為 お腹に 布を巻いていた
段々と食欲もなくなり ご飯も食べなくなった
少しでも 食べさせたくて 液体のおやつをあげていた
最初は 食べていたけれど それも食べなくなり 病院から買った栄養の薬を スポイトであげていた
トイレも 自力で できなくなり ペットシーツで 何とかなっていた
歩けなくなるまでが 早かった
毎日が 介護で大変だった けれど 苦ではなかった
このままずっと介護してでも 生きていてほしかった
ももが 病気になってからなるべく出掛けずなるべくそばにいようと ずっと一緒だった
いつ死んでしまうかわからない 私の知らない時に死んでしまうなんて悲しすぎるから ずっとそばにいたかった
ももが いなくなったら生きていけるんだろうかと ずっと悲しかった
小さい時から 凶暴だったのに もう怒る程の元気がなくなっていた