私の物語2(仮) ~現在 社会人編~
何故か二階の部屋が お気に入りで 居間に連れてきてもすぐ二回の部屋に 行っていた
全く 動けなくなってからは いつでも対応できるように 居間に連れてきて ももの事を 見ていた
夜中も目が覚める度に 様子を見に行っていた
一人で死んでいたらと思うと気が気じゃなかった
ももが 死んでしまう二日前の夜に歩けなかったももが 歩いて 私の部屋まで来た事に驚いた
ここまで来た事が 奇跡だった
その日から短い間だったけど 一緒に寝るようになった
寝てくれるようになったの間違いかもしれない
小さい頃から私のベッドの枕元に寝ていたももが 死ぬ間際にもう一度来てくれていた
亡くなる日の 夜八時四十分 ももは 苦しんで 死んだ
急に呼吸が できなくなったのか ガッガッと音をたて 何で 助けてくれないの? という目で私を見て 亡くなった
私は 今までありがとうも言えず 号泣していた
もっと何とかしてあげられなかったのか あの時手術さえしておけば こんな死に方しなくても良かったのにとずっとずっと悔やんだ
本当に大切だったのに 自分ばかり笑って すごして最低な奴だった
例えどんな死に方をしても 納得などしない事もわかっていた
ただただ後悔しかなかった