私の物語2(仮) ~現在 社会人編~

兄弟とは言え 所詮他人なのだ

私も言わないが 結局左の手と足が動かないだけとしか思われていない

手足が ブラブラならまだいいが 変な力が入ると気になってしまって仕方がない

多少手が 使えても その時によって 使えたり使えなかったりもする

使えないのと同じだ

私の事を 何一つ知らないくせに 色々と言ってくる兄が嫌だった

話したところで きっと何も理解などしないだろう

こう思う事今まで沢山あった

そんな時いつも ドラえもんの未来の道具入れ替わりロープがあると色んな人にも理解してもらえるのになと無駄に考えていた

誰かこの体と交換してくれたらなと思っていた

家族でも 理解していないのだから 他人など全くわかる訳がない

わからないのだから平気で 色んなことを言ってくる

そんな事から 落ち込む事も多かったし 兄からはよく そんな考えだからお前はダメなんだと 言われていた

腹立たしい事も 沢山あった

その後 兄は 都会に 転勤し子どもが 産まれた

< 99 / 130 >

この作品をシェア

pagetop