もう一度、君と。
.。・:*:・゚
「手作り、かぁ」
晩御飯を食べ終え、自分の部屋でみつなさんに
貰ったクッキーを眺める。
キレイに縛ったリボンを解き、ハート型でピンク色のクッキーを口に運ぶ。
「…苺だ」
他にも抹茶、ココア、プレーン…
全部で7種類の味があった。
全部買ったモンじゃねーの?ってくらい美味しい。
みつなさんのクッキーを食べると、
空に架かるあの大きな虹を見つけた時のような
胸の高鳴りを覚えた。
だから、ついこんなことを呟いたんだ。
「…なないろクッキーだ」