狂愛彼氏
次に目が覚めたのは、丁度一時間後だった。
まだまだ寝ていたいけれど、そうもいかない。
座学になると、授業一限休むだけでかなり変わってしまう難点がある。
それを取り戻すのも面倒なのだ。
気だるい体を起こしながら、私はため息をつきながら体を起こす。
「はぁー……」
ダルい。
ふと、テーブルに置いてある携帯に目をやると、チカチカと点滅しているのに気づいた。
(珍しい……愛麗かな?)
大方、早く来いってメールだろうと思った私は、携帯を開くなり、また閉じてしまった。
(な、ななな……)
ジッと携帯を見つめ、恐る恐る開いて確認する。
「メール50件……?」
一体何の虐めか。
怖くてみたくない。
そのままスルーしてしまおうかと思ったが、丁度またメールが受信されてきた。