秘密の計画 ~襲撃王女への逆襲~ (次期王の花嫁番外編)
まだベッドで眠っている彼を確認し、勢いよく両手で掛布の上からバシバシ胸辺りを叩く。
「クーデノム様、朝ですよ~」
「ん…?」
小さく声を上げたクーデノムを見て、驚かそうと更にベッドの上へと這い上がる。
寝返りを打ったクーデノムと覗き込むように見ていたセーラの眼が合った。
「今日は起こしに来ました、クーデノム様」
楽しげな笑顔を浮かべるセーラだが……。
うわぁと驚いて慌てる姿を想像していた彼女だったが、クーデノムは彼女の瞳を見たまま、口元に笑みを浮かべた。
「こんなに早くから、どうしたの?」
そのまま起き上がるとセーラが落っこちるので体をズラしながら身を起こしたクーデノムは…上半身の衣服は身に着けていなかった。
いつもきっちり着こなしている彼の姿しか見たことなかったセーラは、ベッドの上でよつんばの格好で固まったまま、驚きの表情でクーデノムを見上げた。
「……何? 誘ってるの?」
クーデノムの視界にちょうど位置的に胸元が見えることに気付いたセーラは、慌てて姿勢を正すとベッドの上に正座をしてしまった。
「くすくすくす」
そんな彼女を見てクーデノムは口元を手で隠しながら楽しそうに笑った。
「クーデノム様、朝ですよ~」
「ん…?」
小さく声を上げたクーデノムを見て、驚かそうと更にベッドの上へと這い上がる。
寝返りを打ったクーデノムと覗き込むように見ていたセーラの眼が合った。
「今日は起こしに来ました、クーデノム様」
楽しげな笑顔を浮かべるセーラだが……。
うわぁと驚いて慌てる姿を想像していた彼女だったが、クーデノムは彼女の瞳を見たまま、口元に笑みを浮かべた。
「こんなに早くから、どうしたの?」
そのまま起き上がるとセーラが落っこちるので体をズラしながら身を起こしたクーデノムは…上半身の衣服は身に着けていなかった。
いつもきっちり着こなしている彼の姿しか見たことなかったセーラは、ベッドの上でよつんばの格好で固まったまま、驚きの表情でクーデノムを見上げた。
「……何? 誘ってるの?」
クーデノムの視界にちょうど位置的に胸元が見えることに気付いたセーラは、慌てて姿勢を正すとベッドの上に正座をしてしまった。
「くすくすくす」
そんな彼女を見てクーデノムは口元を手で隠しながら楽しそうに笑った。