君だけをずっと
そのうち
もっと好きになるかもしれないし・・・。

宮澤君は
ほんとに私のことを大切にしてくれてる。
だから、逆に
宮澤君が私の彼氏になってくれて、よかったんだよ。

知恵に説明して歩いているうちに、待ち合わせ場所に着いた。

ここのカフェは、外でもお茶が飲めるようになってるから好きなんだ。

宮澤君は
外のスペースでお茶を飲みながら本を読んでた。

「宮澤君!!」

本から顔を上げた宮澤君は、
よ!!
と軽く手を挙げると、私たちのところまで来てくれた。


「日曜なのに、ごめん。
 山辺もありがと。」

「ううん。いいよ。それより、早く行かなきゃでしょ。」

それより・・
って、知恵が話しかけてきた。

「あんたたちって、なんかぎこちないわね。
 いつまで、名字で呼び合ってんの?」

わかんないわ! って表情で知恵が肩をすくませる。


「なんか・・癖で!?
 そのうち、な!」

苦笑いしながら答えて、私をみる宮澤君。

「じゃ、孝太郎を待たせてるから行こうか。
 なんでも、昼は寿司を用意してくれてるらしいよ。」


寿司_________!!!


私と知恵のテンションは一気に上がる!!
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