君だけをずっと
そんな知恵を見ていたら、ちょっと笑えていた。

二人で学校帰りによく行くハンバーガーショップに行った。


「さ、那美~
 ここには、宮澤も佐倉くんもいないからね、心おきなく話してごらん。」

目の前に置かれたハンバーガーを見ながら
何から話そうか・・考えていた。

「うん___。
 あのね___。
 知恵にはさ、何度も話、していたよね・・私の・・
 【こうちゃん】の話。」


「うん、、聞いたね___!!何度も!!」


知恵は、ジュースを飲みながらうなずく。

「その、初恋の【こうちゃん】が
 佐倉君かもしれない・・・」


そう言ったら
知恵は、一瞬固まって


「・・・・・っ・・うそ・・・・
 え_____!!!マジ!!! 
 運命の再会ってやつ______!!!」


一人で興奮して、手を口に持っていったり
ちょっと挙動不審な動きをしている。


「いや・・だからね・・
 かも、しれない・・って話だってば。」


「でもさ、那美がそう思うって、
 何か、根拠があって・・ってことでしょ。」


そう言って、またジュースを口に含む
 
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