君だけをずっと
【最終点呼___!!】


先生が、叫んでる。


いよいよ、出発。
ドキドキしてきた。


きっつい体験へのいやなドキドキと、

機会を見つけて・・・・・・へのドキドキ。

今日のドキドキのことは、知恵にも相談した。

「___うん・・。
 わかったよ。那美。私も力になるからね。」

知恵に話した時、私の頭をなでてくれて
手をぎゅっと握ってくれた。



「・・・・ふぅ・・・・
 知恵~。なんだか落ち着かないよ___。」


・・・・プッ・・・・

知恵が私の顔を見て笑う。


「・・・・那美・・・・・
 目が・・・・ほっぺが・・・・。」


___アハハ___ 
_____アハハ___アハハ___お・・おなか・・イタ・・イタイ・・__アハハ___


一人で笑い転げてる・・・・

なによ!! 
私の顔がって__!!!
知恵があまりにも笑うから、前の座席の子が、にゅっと顔を向けてきた・・・

佐倉くん・・・



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