私の恋した誘拐犯【完】
「お、おおう…随分とまた…老けたな…」
「ずーっとこんなん。理由も教えてくれないし」
莉奈がやれやれといった風に、首を振った。
自分でも活気が出ないのがよく分かる。
だって、まさかあんなことになろうとは…
「はぁ…」
「おいおいどうしたんだよ千織。昨日まであんなにはしゃいでたろ」
そう、昨日までは。
昨日までは、楽しみだったのだ。
この文化祭が。
「ずーっとこんなん。理由も教えてくれないし」
莉奈がやれやれといった風に、首を振った。
自分でも活気が出ないのがよく分かる。
だって、まさかあんなことになろうとは…
「はぁ…」
「おいおいどうしたんだよ千織。昨日まであんなにはしゃいでたろ」
そう、昨日までは。
昨日までは、楽しみだったのだ。
この文化祭が。