私の恋した誘拐犯【完】
プロローグ
「洋くん洋くん」
「ん?」
「ぎゅーして!」
両手を広げると、洋くんは困ったように笑いながらも、ぎゅーってしてくれる。
「ちーちゃんもさ、もう16歳なんだし…」
私を抱きしめながら、洋くんは小さく呟いた。
「16歳になったら、ぎゅーって終わりなの?」
はて?と洋くんを見上げると、洋くんは溜め息を零しながら笑った。
「ん?」
「ぎゅーして!」
両手を広げると、洋くんは困ったように笑いながらも、ぎゅーってしてくれる。
「ちーちゃんもさ、もう16歳なんだし…」
私を抱きしめながら、洋くんは小さく呟いた。
「16歳になったら、ぎゅーって終わりなの?」
はて?と洋くんを見上げると、洋くんは溜め息を零しながら笑った。